外壁塗装時の養生にかかる費用の目安

塗装業者によって、外壁塗装の養生費用が異なることは多いです。

養生費用が異なる理由は見積もりの計算方法に違いがあります。

養生の見積もりの計算の仕方で、塗装の知識がある業者かない業者か見分けることができます。

外壁塗装の養生をする理由、一般的な一戸建ての養生にかかる目安を見ていきます。

外壁塗装の養生は、主な目的として塗装対象以外に塗装が付着しないための大切な作業です。

窓や扉だけでなく、土間やフェンスなど塗装する際に塗料が飛散したりはみ出したりする可能性がある箇所は全て養生で保護します。

養生は汚れ防止だけでなく、外壁と軒裏、外壁と雨樋など塗装は行うが塗料や色が別の箇所は、他の塗装箇所に汚れが付着しないように養生を行う場合もあります。

他にも、足場を覆っているメッシュシートも塗料の飛散を防ぐ養生の一つです。

しかし、今回は足場のメッシュシート以外の建物側に行うビニール養生などの説明をします。

養生は窓の大きさや数、荷物の量や植栽の本数などで金額が変わってきます。

養生にかかる費用の計算方法は、主に二種類に分かれます。

一つ目は、窓や扉などを計らず建物全体のm2数に外壁塗装の単価をかけて見積もり項目に含めている場合です。

この見積もりの出し方は、非常に簡単なため素人に近い営業が多い会社がよく使っています。

窓や庇などのあるないに関わらず、建物の大きさで値段を出すため正確な値段は出ません。

二つ目は、窓や扉、換気フードや雨樋など建物についている物を、細く見積もり項目に分けて一つずつの値段を出します。

建物の一つ一つを計算しているため価格を改ざんしにくく、合計金額が適正な価格に近く正確な値段がでます。

この出し方は、ある程度の知識や経験が必要なため見積もり依頼した会社に、細かく項目が分かれている塗装の見積書を出せるだけの知識があることが分かります。

養生のm2単価は他の塗装項目と比べて安く、1m2／300〜500円です。

一般的な一戸建ての家で例えると、約50,000〜90,000円が養生にかかる目安の費用です。

しかし、細かく出している業者は少なく外壁塗装のm2単価に組み込むか一式◯万円で出しています。

理由は、実際に現場がはじまらなければ分からない部分も多く、時期や養生箇所によっては毎日付け替える必要もあるためです。

養生は、後々残らない物なので施主からするとお金をかけたくない部分です。

しかし、養生をいい加減に考えている塗装業者に依頼すると窓や土間などに塗料が付着し、後味の悪い外壁塗装になってしまいます。

自分だけの家で終われば良いですが、近隣のカーポートや車に塗料を飛散させる可能性も高いため、養生はとても大切な工程の費用です。

まとめ

外壁塗装の養生をする理由や一般的な一戸建ての養生にかかる目安について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

養生を疎かにに考えている塗装業者は、最初の洗浄から塗装後の掃除まで全てを疎かに考えている業者が多いです。

養生の費用を塗装の単価に含めている見積書は、本来塗らない窓なども高い塗装の単価で計算しているため、比較的に費用が高い傾向があります。

そのため大幅な値引きでお得感を演出しますが、実際は安かろう悪かろうな塗装業者が多く、適正な価格ではない可能性が高いです。

良質な業者を選ぶためにも、細かく見積書の項目を出すことができる地元に密着した経験や知識のある塗装業者に依頼してみましょう。

その上で、細かく出ている見積書の養生の項目と養生の目安の費用を比較してみることをおすすめします。