外壁塗装の中で、白系の色は他の色との相性も良く選びやすいため人気の高い色です。
しかし、選びやすい反面他の色の影響を受けやすくイメージと異なりやすい色でもあります。
白系の色を選ぶ際は、メリットだけでなくポイントや注意点も含めて知っておく必要があります。
外壁塗装で白色にするメリットと白にする際のポイント、外壁塗装で白色にする際の注意点について見ていきます。
外壁塗装で白色にするメリットと白にする際のポイント
外壁塗装の中で人気が高い色は、白色や灰色、ベージュ系と白系統の色の人気が高いです。
外壁塗装で白色にするメリット
白色は明るく開放感のある家に感じさせる
白色は、他の色に比べて明度が高く光の反射率が高くなるため明るい印象を持たせます。
明度が高いと、膨張色となり実際の大きさよりも広がりを感じさせ開放感を持たせます。
外壁の温度上昇を防ぐことができる
白色は、暗い色に比べて光の反射率が強くなるため温度の上昇を防ぐことができます。
色の組み合わせや色の選択の幅が広い
白色は、無彩色と呼ばれており主張しないため他の色と組み合わせやすい色です。
暗い色と組み合わせると、モダンやクールな印象となります。
明るいパステルカラーと組み合わせると、ナチュラルでキュートな印象を与えることができます。
さらに、白色には様々な白色があります。
純粋な白や温かみのある白色、シックな高級感のある白色など住宅のイメージに合わせた白色を選ぶことができます。
外壁塗装を白色にする際のポイント
外壁塗装で白色を選ぶ際のポイントは、汚れやすいため汚れにくい塗料を選択する必要があります。
汚れやすい代表的な塗料
弾性塗料
弾性塗料は、柔軟性が高く塗膜の粘度が高いためゴミや汚れが付着しやすくなります。
合成樹脂塗料
合成樹脂塗料は、静電気を起こしやすいため埃や汚れを吸着しやすくなります。
つや消し塗料
つや消し塗料は、つやあり塗料に比べて汚れが付着しやすくなります。
汚れを目立たせない方法
外壁塗装で白色を使用した場合に、汚れを目立たせない方法はあります。
水性塗料より油性塗料を選ぶ
油性塗料は汚れが付着しにくく、つやの持続効果や耐久性が高いことがあります。
一液よりも二液塗料を選ぶ
水性や油性のみならず、二液塗料は主剤のみを塗装する一液塗料に比べて、主剤と硬化剤を混ぜることで塗膜が強くなり汚れが付きにくくなる特徴があります。
グレードが高い塗料を選ぶ
シリコン樹脂塗料と比べて、価格が安いアクリル樹脂塗料やウレタン樹脂塗料は汚れがつきやすいです。
塗料の中で、グレードの高いフッ素樹脂塗料は価格は高くなりますが、シリコン樹脂塗料以上のクリーニング効果が望めます。
グレードが高い塗料の中には、セルフクリーニング機能がついている塗料も存在します。
低汚染塗料の種類
- アステックペイントの超低汚染リファインシリーズ
- エスケー化研のクリーンマイルドSTシリーズ
- 日本ペイントのファインシリコンフレッシュ
- 関西ペイントのアレスアクアシリコンACⅡ
白色を外壁塗装で選択する際は、汚れやすい塗料を避けるだけでなく、汚れにくい塗料も選択肢の一つにしてみてください。
外壁塗装で白色にする際の注意点
外壁塗装で白色にする際の注意点は、先程のポイントで上げた汚れやすさ以外にも、色の選択にも注意が必要です。
白色は、住宅のイメージに合わせやすい反面想像よりも薄く感じたり濃く感じたりしやすい塗料です。
例えとして、見本板で確認した時は薄い灰色でも、周りに濃い色や黒色があると白色に見えたり、周りに純粋な白色があると濃い灰色に見えたりすることがあります。
さらに、白色に近いピンクやベージュを選んだつもりでも、家に塗ると大きい面積となり鮮やかに見えてしまう場合もあります。
白色の中には、ナチュラルホワイトと呼ばれどんな色とも相性が良い色や、クールホワイトと呼ばれ青みのある繊細で清涼感のある白色があります。
他にも、ウォームホワイトと呼ばれ黄色やオレンジ、赤色が少し入っていて温かみのある色もあります。
白色は、他の色に合わせやすいですが他の色に影響されやすい特徴もあります。
他の色と合わせる際は、実際の印象を見本板やカラーシミュレーションなどで確認すると、イメージに近い外壁塗装になります。
まとめ
外壁塗装で白色にするメリットと白にする際のポイント、外壁塗装で白色にする際の注意点について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 白色は色の機能性が高い
- 白色は汚れやすい
- 白色は周りの印象を受けやすい
白色は、明度が高く明るい印象があり膨張色のため家が大きく見えます。
さらに、反射率も高く外壁の温度の上昇を防ぐことができます。
しかし、汚れやすい特徴もあるため白色を選ぶ際はセルフクリーニング機能がついた塗料やフッ素樹脂塗料を選ぶことをおすすめします。
白色は、他の色と組み合わせても主張しない分組み合わせやすいですが、影響も受けやすい特徴もあります。
選択した色の確認は、実際に目で見て決めることができるような、見本板やカラーシミュレーションを用意してくれる塗装業者に依頼すると、色間違いを防ぐことができます。