戸建ての庭には、物置や倉庫を置いているかたが多いですが、腐食したまま放置すると物置や倉庫の寿命を縮めてしまいます。
物置や倉庫も、家の外壁塗装と同様に塗り替えを行い塗装で壁や屋根を保護する必要があります。
物置や倉庫の費用相場やDIYの知識を知ることで、適正な価格を知るだけでなく、倉庫や物置の寿命を伸ばし最終的な費用を抑えることに繋がります。
物置や倉庫の外壁塗装をする際の費用相場、物置や倉庫の外壁塗装はDIYできる?について見ていきます。
物置や倉庫の外壁塗装をする際の費用相場
物置や倉庫は、金属製品の物が多く使われています。
どちらも、年月が経つと劣化しやすく屋根や扉、土間周りは特に腐食しやすい箇所です。
そのまま放置すると、金属製は腐食が進み穴が空いてしまい雨水などが入ってしまいます。
雨水が入っても、問題のない荷物しか入ってない場合もありますが、内部に水が入ると乾燥しにくく他の正常な箇所も腐食しやすくなります。
そのため、腐食する前に防腐処理を行うことが物置や倉庫の寿命を延ばすだけでなく、外壁塗装の費用を安く抑えることに繋がります。
物置や倉庫の外壁塗装の流れと費用相場
金属製の物置や倉庫は、工場で焼き付け塗装を行なっていますが、現場で焼き付け塗装を行うことはできません。
そのため、家の鉄部を塗装するのと同様の作業を行います。
錆が浮いている場合は、錆を全て落とすためにケレンを行います。
錆が浮いていない場合でも、塗料が密着しやすいように足つけ作業としてケレンを行います。
下塗り塗料は、錆止め効果のあるエポキシ樹脂の塗料で塗装します。
中塗りや上塗りは、ウレタン樹脂やシリコン樹脂の塗料で塗装します。
場合によって、暑くなるのを防ぐために遮熱塗料を塗る場合もあります。
費用相場は、鉄部の外壁塗装でウレタン樹脂やシリコン樹脂を使用すると1m2の単価が1,500円〜2,000円です。
しかし、物置の場合、m2数が少ないことが多いため一式工事になることとが多いです。
小さい物で30,000円からで、一般的な2畳タイプで50,000万が相場になります。
大きい物置になってくると10畳サイズの物もありますが、1畳×25,000円が金属製の物置の費用相場になります。
倉庫になると、物置よりも規模が大きくなるため一式ではなく面積によって価格が変化します。
費用相場は、50m2で250,000円から300,000円、100m2で500,000円から600,000円です。
倉庫は物置と違い、日中に中に人が居る場合や大事な物を保管している場合も多いため、遮熱塗料を使用する場合が物置に比べて多いです。
物置や倉庫は、外壁と屋根を合わせて塗装する場合が多く、外壁と屋根を含めた面積から算出しています。
物置や倉庫の外壁塗装はDIYできる?
外壁塗装のDIYは、道具が揃えば作業を行うことは可能です。
しかし、倉庫のような大きな物は足場を組む必要もあるため、安全性や後々の不具合を考えるとリスクが高いです。
しかし、一般的な大きさの物置であれば脚立がなくても届く場合も多く、 塗装のDIYの入門には最適です。
しかし、屋根に上がる場合は脚立が必要になる場合もあるため安全を考慮して行う必要があります。
DIY入門に最適な理由は、1番に物置は倉庫に比べて小さいことが多いことから、足場や脚立の作業がほとんどないため安全性を確保しやすい点です。
塗料を大量に使う必要がないためホームセンターなどでも入手しやすく、鉄部の塗料は種類が豊富な分選びやすい点も理由の一つです。
鉄部のDIYで、最も気を付けなければいけない点はケレン作業です。
錆を残した状態で、塗装すると数か月で再度錆が浮いてくるため、ケレン作業はしっかりと行いましょう。
金属製以外にも、木製やボードを張って仕上げる物置や倉庫もありますが、補修方法や塗装方法は家の外壁塗装とほとんど変わりません。
小さい物置であれば、こまめに塗り替えることも可能ですし、剥がれたら塗り直す気持ちであれば、高い塗料を買う必要もなく気軽にDIYを始めることが可能です。
DIYを行う理由として楽しむため以外にも安く済ませる場合もあります。
しかし、物置のDIYは塗る面積が少ないとはいえ素人と専門業者では仕上がりや耐久性は大きく異なります。
そのため、最終的な物置の寿命による買い替え時期や塗り替えの回数などを含めると、結果的には専門業者に依頼した方が安い場合もあります。
DIYは、楽しむために行う物として考えて物置や倉庫の耐久性や美観を考えるのであれば専門の業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
物置や倉庫の外壁塗装をする際の費用相場、物置や倉庫の外壁塗装はDIYできるのかについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 物置の外壁塗装費用相場は1畳ごと25,000円が目安
- 倉庫の外壁塗装費用相場は50m2ごと25万が目安
- 物置は塗装のDIY入門に最適
物置は、一式工事が多いため費用相場に近い費用になります。
しかし、倉庫は形状や素材が一定ではない場合が多く現場見積もりになるため、場合によって相場よりも高くなることがあるため注意が必要です。
物置でも倉庫でも、小さい物から大きい物まであります。
そのため、DIYを行う際は物置か倉庫かで選ばず安全に塗装することが可能な状況か判断して、怪我のないように塗装してください。