外壁塗装で補助金(助成金)を受ける方法(申請方法、条件、注意点)

一定の条件を満たすと、外壁塗装の際に補助金をもらうことができ補助金の分だけお得に外壁塗装をすることができます。

ただ、申請の仕方や条件に当てはまっているのか分からないと悩んでいるかたも多くいます。

補助金を確実に受け取るためにはどのような条件があるのか、申請の流れはどうなのか、補助金以外の外壁塗装を安くする方法など気になる点を見ていきます。


外壁塗装で補助金を受ける方法と条件

外壁塗装で補助金を受ける方法と条件

外壁塗装で補助金を受けるためにはどのような条件があるのでしょうか。

補助金の条件や申請の仕方は住んでいる自治体により異なるため、一般的な条件や申請の流れを説明させていただきます。

補助金対象の塗料

外壁塗装と言うとシリコンやフッ素など色々ありますが、ほとんどの自治体の補助金対象となっているのは地球環境や省エネを考慮した塗料を対象としています。

耐震補強でお家をリフォームすることで自治体から補助金が出るのは有名ですが、今回は省エネリフォームで補助金をもらうことです。

そのため対象となる塗料が「断熱塗料」「遮熱塗料」が対象となります。


補助金を受け取る自治体

補助金を受け取る自治体

次に補助金を受け取る自治体に住民登録があること、自身が居住する住宅をリフォームすることが条件となります。

これは申請をする自治体に住んでいる家があるかです。

他にも申請者と同一世帯の全員が税金を滞納していないこと、申請しようとしている外壁塗装工事で国や自治体等から今回申請する補助金以外の補助制度を利用していないことがあります。


外壁塗装をする業者の条件

ここまでは施主側の申請条件になりますが外壁塗装をする業者にも条件があります

その条件とは、申請をする自治体に本社または本拠を持つ法人または個人事業主であること、外壁塗装工事を自社で施工すること、見積書や契約書、請求書や領収証を申請をする自治体の住所で作成できる塗装業者です。


補助金を受け取る流れ

補助金を受け取る流れ

次に補助金を受け取る流れについて見ていきます。

  1. お住まいのエリアの自治体に補助金の申し込みをします
  2. 申請書が交付されるので送付又は提出をします
  3. 自治体から補助金交付決定通知と報告書が届きます
  4. 施工業者と契約し工事着工前の写真を撮ります
  5. 塗装作業中の状況写真を撮ります
  6. 塗装工事が完了したら施工業者に代金を支払い完了写真を撮ります
  7. 自治体へ報告書を提出します
  8. 自治体から補助金交付確定通知が届きます
  9. 自治体から補助金の支払いがあります

補助金申請の流れの中には写真を撮ったり報告書を提出したり素人では分かりにくいところもあります。

そのためにも地元の塗装業者に相談してみると申請を代行してくれるところもあったりするので確認してみてください。


補助金を使って外壁塗装をする際の注意点

補助金を使って外壁塗装をする際の注意点

注意点として一番気をつけていただきたいのが、塗装工事前に申請をすることです。

自治体により期限や数の制限を設けていることもあるので早めに自治体に確認することをおすすめします。

申請の条件でも記載しましたが、省エネリフォームの補助金なので「断熱塗料」「遮熱塗料」が対象になりますがここでも注意が必要です。

頼んだ塗装業者が「この遮熱塗料は自社ブランドで出していて省エネ効果もある遮熱塗料です」と言われ塗装したとします。

これだけでは対象塗料を使ったことにはならないのです。

自治体により異なってきますが、自治体が定めた塗料や効果を証明する塗料の仕様書が必要になる場合もあります。

また屋根だけ遮熱塗料を使えば外壁塗装は一般的な塗料でもOKです。という自治体もあるのでここも確認しておくべき点です。

ここまでは気を付けておけば大丈夫なのですが、補助金の中で分かりにくいのが「見取り図」「立面図」「平面図」です。

これは専門業者に頼むと10,000~15,000円くらいかかるので、もし家を購入した時のものがあるなら探してみてください。

探してもみつからなければ、自治体に手書きでも良いか聞くのも一つの方法です。


外壁塗装の費用を安くあげる方法

火災保険を利用する

火災保険を利用する

外壁塗装を安くする方法は補助金以外にも火災保険を使うという方法もあります。

火災保険の中には「風災」と呼ばれるものがあります。

「風災」の定義ですが、「台風や竜巻、突風や暴風雨により外壁や屋根が破損した」または「飛んできたもので破損した」とあります。

したがって強風で屋根が破損したり、台風でものが飛んできて外壁が破損した場合は「風災」になります。

保険の範囲外になるものとして、錆びや腐食、カビによる外壁の変色などの自然劣化や手抜き工事による人為的なものが当てはまります。

ただ突き詰めていけば不具合を「風災」に関連づけられないこともなく後は言い方次第なので業者選びが重要になってきます。

しかしこの「風災」は素人からだと分かりにくいので、最初から騙すつもりで「火災保険を使えば無料になります」と言って追加分の請求をしてくる業者もいます。

それとは逆に保険の使い方も分からず「風災」について保険屋さんに言い負けてしまう業者もいます。

そのため火災保険を使うのであれば、優良企業かつ慣れている業者にしっかり見積もりをしてもらい追加分が出ないような見積もりを出してもらってください。


複数の業者を比較する

最後に外壁塗装の費用を安くする方法として「複数の業者を比較」してください。

塗装業者が変われば必ず金額も変わってきます。

塗装業者は会社ごと独自の見積もりの取り方をしています。それにより家の造りで高くなる家、安くなる家が少なからず出てきます。

金額の大半を占める足場代や塗料代、人件費も大きく異なります。

足場は足場屋の値段設定なので一般的な一戸建てで8万〜16万とここでも2倍の開きがあります。

塗料代も仕入れている問屋がどの塗料メーカーに強いかで仕入れ値が変わってきます。

人件費は職人ごとに違いますし、現場監督がつくのか職人の親方が兼務しているかで一人分の人件費の差が出ます。

これらの条件が全く同じ塗装業者はいないので必ず複数の塗装業者を比較してください。

複数の業者を比較することで安い業者を選ぶことができます。

安い業者の中には手抜きをする塗装業者もいます。

しかし企業努力で安く良い塗装を提供している塗装業者も沢山います。

比較をすることで手抜きをする塗装業者も雰囲気で分かってくるので、安くて良い塗装業者を選ぶためにも「複数の塗装業者を比較」してください。


まとめ

外壁塗装で補助金(助成金)を受ける方法(申請方法、条件、注意点)のまとめ

外壁塗装で補助金(助成金)を受ける条件や申請の流れや注意点、外壁塗装を安くする方法について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 自治体によって条件や申請基準が異なる
  • 補助金申請は工事前にする
  • 複数の塗装業者を比較して安くて良い塗装業者を選ぶ

外壁塗装は高い買い物になるため補助金や火災保険は自治体や保険会社ごとに内容が異なるので対象となるものを確認しておく必要があります。

保険は内容にもよりますが、基本適用範囲は全額です。ですが、補助金は10万〜100万以上で全体の何%までと自治体により大きく開きがあります。

そのため、最大限に力を発揮してくれる業者に任せることも大事です。

しかし、優良企業に任せて良い塗装をしてもらうことが大前提ということを忘れないで、複数の塗装業者を比較し安くて良い塗装業者を探してみてください。

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