外壁塗装の成功させるには、塗料選びと色選びが重要です。
塗料選びについては別の記事で紹介していますので、本ページでは失敗しない色選びの方法を紹介します。
外壁塗装の色選びで多い失敗
- 塗ってみたら色が気に入らなかった
- 汚れが目立つ色だった
- 周りと調和しない色だった
外壁塗装の色選びで多い失敗は色が気に入らなかった、汚れが目立つ色だった、周りと調和しない色だったなどです。
塗る前に想像していたイメージと違っていたり、汚れや経年劣化等で予想していなかった色になってしまうため、気に入らなくなってしまうケースが多くなっています。
汚れや経年劣化による色の変化は、業者に相談してアドバイスをもらいながら考慮して決めることで失敗がすくなくなります。
汚れが目立ちやすい色に白や黒があります。きれいな白や黒だと別の色が入ると浮き上がって見え、他の色よりも汚れや塗料の剥げた跡が目立ちやすくなります。
原色系の色は年を追うごとに色が薄くなっていきますので、時の経過とともにイメージが変わっていきます。
外壁塗装の色選びのポイント
このようなよくある失敗を避けるためにも、外壁塗装時はいくつかのポイントを抑える必要があります。
- 人気の基調の色を使用する
- 色の明度や彩度を合わせる
- サンプルを実際の環境に近い状態で見る
人気の基調の色を使用する
外壁塗装は1から自分で色を決めると、イメージと実際の仕上がりが異なって失敗しやすいです。
また色の数や組み合わせも無数にあるため、自由に決めると失敗しやすくなります。
外壁塗装で人気の色はベージュ系、グレー系、ブルー系、グリーン系の4つの基調の色ですので、これらの中から選ぶことでぐっと失敗しづらくなります。
また人気の色を選ぶことで外壁塗装業者でも施工例やノウハウがたくさんありますので、先にイメージを確認しやすく、自分のイメージに近いサンプルを見つけやすいですし、とにかく失敗しづらいです。
色の明度や彩度を合わせる
次に、色の彩度や明度を揃えることです。彩度(鮮やかさ)も明度(明るさ)も使用する色の間で大きく違うと浮いて見えたりしっくりこない色味になります。
あえて彩度や明度が違う色を組み合わせる方法もありますが、失敗しづらい方法を選ぶなら彩度や明度を合わせることです。
また彩度を下げると落ち着いた色合いになりますので、選ぶのが難しいと感じた人は彩度を下げて選ぶことで、どんな家でも無難にまとめることができます。
サンプルを実際の環境に近い状態で見る
また、サンプルをなるべく実際に近い状態で見ることで、イメージと実際の仕上がりの差が少なくなります。
サンプルは家やお店の中で冊子や塗料の一部として見せてもらう事が多いですが、光の当たり方で見える印象が全然違いますし、また面積効果といって、同じ色でも面積が大きくなることによって色の見え方が変わります。
面積効果では小さい面積のものほど暗く見え、大きな面積のものほど明るく見えるようになっています。
つまりサンプルで見るものより実際に外壁塗装した時は薄く見えるようになります。
そのため、面積効果を考慮してちょっと濃いめの色を選ぶことがコツです。
濃いめの色を選んでおくことで、広い面積に塗装しても明るく見えて最終的に自分のイメージに近づけることができます。
また室内と直射日光が当たった屋外では同じ塗料でも見え方が全然変わります。
サンプルを外で見ることでより実際の仕上がりに近い明るさで見ることができます。
これも外の方が明るく見えて室内で見たときの方が濃い色のように見えます。
明るさの違いを考慮してさらに濃いめの色を選ぶのがポイントではありますが、可能であれば自宅の外壁に当てて合わせてどれぐらいの色味になるかをチェックするのが良いです。
外壁塗装は自分の家だけでなく、周りの家との調和も最終的には仕上がりの善し悪しを左右します。
実際の家に当ててみることで周りの家との調和も考えられて良いと思います。
外壁塗装の色はプロにも相談できる
- サンプルと実際に塗装した色味は印象が異なる
- 経年変化を計算に入れて色を決める
- 人気の組み合わせを使って失敗を避ける
- プロに相談する
外壁塗装の色の選び方について見てきました。
家の外壁は面積が広くそう何度もあることではないので塗ってみてイメージが違ったと言うことも少なくありません。
このあたりはプロである外壁塗装業者に相談することで、おすすめの色味だったり仕上がりのイメージを教えてもらうことができます。
ベースの色を伝えることで、どのような色を選択すればいいか相談に乗ってくれる業者もいるので、やはり業者選びは重要です。
外壁塗装業者は複数の業者に見積もりをとって比較して選ぶことが重要のポイントです。
比較することで価格は数十万円単位で違うこともあり、最適な価格の業者に外壁塗装を依頼することができます。
複数の業者を比較する際には、価格面だけでなく「親身に相談乗ってくれるか」「反応は早いか」などサービス面を比較することも重要です。
逆に言うと、ただ言われることをやるだけの業者は良い業者とは言えませんので、自分の要望を叶えてくれる業者を選ぶようにしましょう。
外壁塗装はそう何度もできるものではありませんので、色のチョイスを間違えてしまうのは経済的にも精神的にもかなり痛いです。
失敗しないように慎重に色選びをしていきましょう。