外壁塗装は家の建坪や平米によって決まりますので、面積に単価をかけあわせて見積もりを出すのが一般的です。
業者ごとに計算方法に違いはありますが、基本的な考え方は同じですので、外壁塗装の単価について見ていきます。
見積もり価格を決める要素
外壁塗装の見積もりを決める要素には以下があります。
- 塗料
- 塗装の範囲
- 塗装の回数
- 施工人数
- 工期
- 経費
塗料
塗料は外壁塗装の価格を決める最も大きな要素です。
塗料によって価格だけでなく耐用年数、特徴が異なるので、トータル(年間)でどれくらいのコストになるのかを考慮して検討したいです。
塗装の範囲
塗装の範囲は外壁だけでなく、屋根や雨樋、雨戸にベランダなど家のどの箇所を塗るかによって、価格が変わってきます。
後で追加になるとトラブルのもとですので、見積もり時点できちんと確認をしておきましょう。
塗装の回数
塗装の回数は3回塗りが一般的ですが、中には手抜き工事で見積もりを安く出してくる業者もあります。
下塗りや中塗りがないと塗料の厚みがなかったり、塗料の性能を半分も引き出せないなどトータルで見ると損をすることになります。
きちんと3回塗りになっているか確認する必要があります。
施工人数、工期
施工人数や工期は人件費に関わる部分ですので、人数が多く期間が長いほど、当然費用は多くかかります。
とはいえ、見積もり時点でぎりぎりの工期で出してくる業者は、追加費用を請求してきたり、手抜き工事のリスクが出てきますので、その点は複数業者を比較して誠実な業者を選ぶ必要があります。
経費
その他に足場や養生など、外壁塗装をする上で必要な工程にかかる費用があります。
この当たりの見積もりが甘いと、後々で追加費用の請求ということになりますので、複数の業者から見積をとって比較し、他の業者が経費として見込んでいるのに抜けている項目があれば、業者に質問をしたり指摘をしたりすると良いです。
外壁塗装の見積もりの項目
これらを踏まえ、塗装費用、足場代、高圧洗浄、養生、下地補修などの項目で見積もりが出されます。
見積もりの項目は細かいほどわかりやすく、塗装費用だけで見積もりを出してくる業者には要注意です。
外壁塗装の単価の目安
単価の単位
外壁塗装の単価の単位は平米で出されていることが一般的です。
平米単価に外壁の面積を掛け合わせることで概算の見積額を算出することができます。
外壁の面積は
建坪×3.3×1.2~1.7
によって算出できます。
最初にかける3.3は坪から㎡へ換算するためです。
家の面積は「坪」と「平米」によって表されますので、「1坪=約3.3㎡」で換算してあげましょう。
家の面積が平米で分かる人は単純に家の面積に1.2~1.7をかければ算出できます。
単価の目安
外壁塗装の単価の目安は塗料ごとに以下で計算ができます。
塗料 | 単価の目安 |
---|---|
アクリル系塗料 | 900円から3,500円 |
ウレタン系塗料 | 2,000円から4,500円 |
シリコン系塗料 | 2,000円から4,500円 |
フッ素系塗料 | 3,000円から5,500円 |
これに上述した足場代や高圧洗浄、養生、下地補修などの費用を加算することで外壁塗装の見積もり価格の概算を知ることができます。
これら塗装以外の工程の施工単価は、1,400円から2,000円くらいです。(30坪100㎡クラスの一戸建てで14万円から20万円くらい)
工程ごとの見積もりを比較する
外壁塗装の見積もりはある程度工程ごとにいくらかかるのかわかるように出してくるのが良い業者です。
細かすぎてもわかりづらくなりますが、複数見積をとる場合は見積もりの粒度を揃えることで、工程ごとの費用を比較しやすくなります。
「作業費用」など、ばくっと見積もりを出してくる業者には、どの工程でどれくらい費用がかかるのか確認するのが良いでしょう。
そもそもそのような業者はあまりよい業者でない可能性が高いので、その時点で検討対象から外してしまっても良いかもしれません。
この辺りはいくつかの業者から見積もりをとることで、わかるようになりますので、相見積もりをしてみて、誠実な見積もりを出す業者の中から安い業者を選ぶようにしましょう。
相見積もりをとるなら「一括見積サービス」を利用するのが便利です。
一度の手続きで複数業者に見積もりをとれますし、同じ内容で見積もりをすることで一番安い業者がすぐにわかります。
利用料も無料ですので、外壁塗装を検討している人にはまずは一括見積を利用してみて、業者選びをはじめることをおすすめします。
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