和風の家は、少しの色づかいで雰囲気が大きく異なってきます。
和の雰囲気を壊さずに今と雰囲気を少しでも変えたいものの、色選びが分からずに悩んでいるかたも多いです。
和風の家の外壁塗装をするためには、和風の家に合う色や塗料を知る必要があります。
和風の家の外壁塗装をする際のおすすめの色や塗料、選ぶ際の注意点を見ていきます。
和風の家の外壁塗装をする際のおすすめの色、塗料
木造住宅の良さを生かし、和の雰囲気を出すためには色や塗料の選択はとても重要です。
和風の家に合うおすすめの色
和風の家は、木がよく使われているため木の色に近い茶色の人気が高いです。
人気の理由は他にもあり、汚れや傷が目立ちにくく昔からよく選ばれています。
洋風の家でも茶色は使われますが、和風の家は濃い茶色を使うことが多いです。
窓枠やサッシ、格子や勝手口の扉などの外装にも濃い茶色が多く使われているため同系色が合いやすい作りになっています。
他にも人気がある色が白色です。
白色は和風や洋風を問わず人気があり、木造や鉄骨造など構造が変わっても人気が高いです。
和風で人気がある理由は、塗料が生まれる前から白漆喰などの自然工法を使っていた名残があります。
他にも清潔感や高級感もあり、家の大きさに関係なく合わせやすい色です。
しかし、雨垂れや公害などで汚れやすいデメリットの部分もあります。
和風の家に合うおすすめの塗料
木造住宅には、構造躯体から体に直接触れる箇所まで木が沢山使われています。
木は湿気によって伸縮したり、木目よって強度が変わったりします。
そのため、鉄骨やサイディングなどの建材とは違う木にあった塗料を選ぶ必要があります。
木の特性を生かした塗料として、木目を残す塗料は人気が高いです。
木目を残す塗料の中に、オイルステイン塗料があります。
オイルステイン塗料は、防虫や防腐剤も含まれているため木のデメリットにも対応しています。
木の木目を生かすことで非常に風合いもよく、塗膜を作らず吸い込むため劣化して塗料が剥がれることもありません。
他には、塗膜を作り木を保護する塗料があります。
塗膜を作るのは、色付きの塗料だけでなくクリア塗料も含まれます。
クリアは、つや消しから艶ありまで選択でき木の表面に膜を作り保護します。
生の木の色や風合いを生かす塗料として人気が高く、クリア塗装を加工済みの商品もあります。
塗膜を作る色付きの塗料の中には、自然素材を使った天然樹脂塗料があります。
天然樹脂塗料は昔から使われており、漆やカシュー、セラック樹脂があります。
一般的な塗料に比べて、自然素材を多く使っているため健康にも環境にも優しいです。
天然樹脂塗料以外にも、木部の下塗り専用塗料としてウレタン樹脂塗料が一般的に使われています。
機能性として、耐久性が高く密着性も優れています。
上塗りを綺麗に仕上げる効果もあり、吸い込みを防止することで光沢のある仕上がりになります。
上塗り塗料の中で、値段も比較的安く耐久性も優れたシリコン樹脂塗料の人気が高いです。
外壁塗装にも使用されており、温度変化にも強く変色も少ない点が、木造住宅に使用されている理由にもなっています。
和風の家の外壁塗装をする際の注意点
和風の家では、木目を残した塗装仕上げの人気が高いです。
しかし、木を塗装する上で注意しなければならない点があります。
木を塗装する上での注意点
木目を残し吸い込む塗料は、塗膜を使ってしまう塗料の後は吸い込むことができず木目も消えているため塗装できません。
そのため、選択肢が生の木かオイルステインを再塗装する場合に限られます。
塗膜を作るクリア塗装にも注意点があります。
年月が経つとクリア塗料が剥がれてくるため一気に美観が損なわれる上、再塗装の時にクリア塗料を剥がす費用が発生します。
しかし、木を加工せずに使用すると害虫や雨風により腐食が早くなるため、何らかの加工は必要になります。
和の家の外壁塗装する際の注意点
和の家の外壁塗装する際の注意点は、塗装しない瓦や銅板、サッシなどを基本とした色選びです。
木部分も含め外壁などには、土や木など自然に近い色を使用すると、まとまりのある木造住宅の自然素材を生かした色になります。
木造住宅は、調湿機能や木の動きなどに合った塗料選びが必要になります。
仕上がりは同じでも、各塗料ごと機能性や耐久性に違いがあるため塗料選びは重要な点です。
そのため、塗料選びも色選びも含め専門家の意見を取り入れて慎重に選ぶ必要があります。
まとめ
和風の家の外壁塗装をする際のおすすめの色や塗料、選ぶ際の注意点について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 和風の家で人気色は茶色と白色
- 木目を残す塗装方法が人気
- 塗料選びは必ず専門家の意見を取り入れる
和風の家は、瓦屋根が固定の色として強いため茶色や白色が合いやすく、自然な雰囲気がとても合うため木目を残す塗装方法が好まれています。
しかし、雰囲気を大切にしながら個性を出すことも可能です。
和風の家を塗装する上で、押さえておきたい色や塗料はそのままで、希望に合った色や雰囲気を見つけるためにも、一戸建経験が多い地元の塗装業者に相談してみましょう。