外壁塗装の優良業者の条件と優良業者を探す方法

外壁塗装工事をする上で、少しでも良い優良業者に頼みたいと考えるかたは多いです。

しかし、手間暇をかけて探したのに質の悪い塗装業者に当たってしまったかたは少なくありません。

最低限の塗装の知識や選ぶ塗装業者の情報を調べることで、優良業者に当たる確率が高くなります。

優良な塗装業者を選ぶためにも、外壁塗装の優良業者の条件や特徴、優良業者の探し方を見ていきます。


外壁塗装の優良業者の条件と特徴

外壁塗装の優良業者の条件と特徴

外壁塗装の業者は、専門の塗装業者からリフォーム会社や工務店、地元密着業者から全国展開している業者など多種多様です。

それぞれの業者で、施工方法や使用する塗料も違うため優良業者を探し出すのは容易ではありません

しかし、優良業者には四つの共通する条件や特徴があります。


優良業者は施主のことを一番に考えている

見積もりの段階から、工事前から工事後まで常に施主目線で考えて動いています

見積もりの際も不必要に不安を煽ることはせず、施主が納得した上で契約を結びます。

塗料の色やデザイン、工事箇所を選ぶ際も必要な部分と不必要な部分を丁寧に説明してくれます。

優良業者は、目の前の利益よりも長い目で施主と付き合う利益を選ぶため施主の利益を優先しています。

優良業者は塗装の知識を分かりやすく説明できる

優良業者は、施主に理解してもらおうと日々努力しているため、分かりやすく繰り返し説明してくれます。

先程も出てきたように、優良業者は施主が納得した上で契約や工事の進行を行うことを重視しているためです。

見積もりの際の資料も、値段を伝えるだけでなく何故この塗料を使用するなど、何故◯◯なのかを細かく説明してくれます。

工事がはじまってから、施主が不安にならないように疑問に感じる前に不安点を解消する努力をしています。


優良業者は嘘をつかない

優良業者は嘘をつかない

嘘をつかないことは社会人として当たり前ですが、中には半永久に持つ塗料や塗装すれば新築と同じになるなど、契約後にならなければ分からない嘘をつく業者もいます

優良業者は、地元での評判や噂を気にしています。

一つの契約を取るために、今まで地元で築き上げた信用をなくすことはしません


安全と品質管理を徹底している

安全や品質管理の費用は安いものではありません

しかし、安全や品質管理を第一に考えている業者が優良業者です。

例えば現場で死亡災害を起こせば、高い可能性で会社は営業停止となり金銭の蓄えがなければ倒産します。

しかし、優良業者は現場で災害を起こした場合その後も長く住む、施主の被害を考えているため安全を第一に考えています。

品質管理も、職人任せではなく社長が現場稼働中何回も見にきたり、施工管理が常駐している会社は安心できます。

職人に任せきりの会社は、少しでも早く現場を終わらせようと雨の日でも多湿な日でも、理由をつけて現場に入ろうとします。

優良業者は、施主が納得し満足してもらって次の仕事に繋げることを考えているため、業者本位な行動や考え方をしている業者は避けたほうが無難です。


外壁塗装で優良業者を探す方法

外壁塗装で優良業者を探す方法

優良業者の条件や特徴を見てきましたが、手当たり次第に見積もり依頼をすると膨大な時間がかかります。

しかし、短時間で複数の見積もりや打ち合わせの中から、優良業者の候補を見分ける方法はあります。


施工実績を見る

優良業者を探す時は、年間施工件数や施工物件、工事内容を確認します。

一戸建ての外壁塗装工事の中には、塗装以外にもコーキングや防水などがあります。

塗装業者によって、全て会社内の職人が行うのか外部の専門職の会社に頼むのかなど、業務内容に得意不得意が出てきます。

業務内容だけでなく、現地調査の時も防水が得意な会社だと雨漏りの兆候を事前に見抜くことも可能です。

コーキングが得意な塗装業者は、耐久性やコストの面から、一液コーキングではなく二液コーキングを使用していることが多いです。

二液コーキングは、専門のコーキング業者が使用しているため、二液コーキングを使う塗装業者はコーキングの技術と知識があります。

しかし、しっかりとした業務内容であっても経験や仕上がり、施主の満足度も気になります。

そのため、年間の施工件数を見ることで経験の度合いを計ることができます。

仕上がりや施主の満足度は、実際に施工した物件を見せてもらうことをおすすめします。

実際に見ることで、ある程度年数が経った状態も確認できるため、数年後も満足できる仕上がりなのかも確認できます。

一番分かりやすいのは、施工した物件を見て住んでいるかたに聞くことですが、相手と条件が合ってできることであるため無理強いはしないようにしましょう。


塗装工事に必要な資格の有無

塗装工事に必要な資格の有無

塗装工事は特別な資格や許可がなくても施工することができます

しかし、資格や許可を取得していることで施工品質や技術力、専門的な知識を判断することができます。


塗装工事業許可の取得

契約金額が500万円以上の塗装工事を請け負う場合必要になってきます。

塗装工事業許可を取得するためには、塗装経験や会社の過去の業績や法令違反、運営する資本が整っているかなど厳しい条件があります。

そのため、塗装工事業許可を保有している会社は一定の塗装技術や会社を運営する力があることが分かります。


塗装工事に必要な資格

塗装工事に必要な資格

技術の面で見ると、一級塗装技能士の有無は非常に分かりやすいです。

実務経験年数が7年以上必要なため、一級塗装技能士を取得している職人は一定の塗装技術が認められていることになります。

安全面として、有機溶剤や危険物、職長や安全衛生責任者などがあります。

有機溶剤は、シンナー類を使う塗料を塗る場合に必要な資格です。

危険物は、塗装工事だと乙種4類と呼ばれるもので倉庫などで保管する場合に必要な資格です。

職長や安全衛生責任者は、現場の安全を管理するために資格保有者を一人現場に常駐させる必要があります。

技術面だけでなく、安全面も考えている業者は優良業者の中に多く見ることができます。


その他の資格

足場の組み立て等作業主任者は、足場工事なので一見関係ないように見えます。

しかし、足場を自社保有していると塗装業者から足場業者に流す中間コストがかかりません。

他にも、雨漏り診断士や外壁診断士、外壁劣化診断士など家に関わる資格は沢山あります。

しかし、全てが信用できる資格ではなくお金を払うだけで取得できるものや国家資格に近い資格まであるため、聞きなれない資格は注意が必要です。

多種多様な塗装業者から優良業者を見つけるのは、事前の塗装知識や選ぶ業者の情報が欠かせません。

しかし、良心的な塗装業者に出会うことができるとその後の塗装工事は、金銭だけでなく心身共に楽で安心できる工事になります。


まとめ

外壁塗装の優良業者の条件と優良業者を探す方法のまとめ

外壁塗装の優良業者の条件や特徴、優良業者の探し方について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 優良業者は施主の利益を優先する
  • 塗装工事業許可を確認する
  • 資格の保有で一定の基準を計ることができる/li>

優良業者は、施主の利益を優先することで会社の利益に繋がることを分かっています。

そのため、安全や品質管理、技術の向上のために資格取得を会社で費用を負担しています。

しかし、それらが会社の利益に繋がるのは長い年月がかかるため、質の悪い塗装業者は目の前の利益を優先してしまいます。

そのため、長く経営が続く資金力がある基準が塗装工事業許可です。

資格や許可を取得していない、地元の昔から続く塗装業者もあります。

しかし、施主に安心を与えることが優良業者と呼ばれる会社には必要であるため、Webサイトで資格や許可を確認できる会社を選びましょう。